自分なりの「人生の目的」は決めておいたほうがいい

自分が生まれた理由は何?

このまま生きていくことに何か意味があるのか?

人生に目的ってあるのだろうか?

そんな答えのない問いについて、若い頃、よく考えていました。

 

人間として生まれた以上、人生に意味があるにちがいない。

そう思っている人も少なくはないでしょう。

でも、はっきり言って、その答えはわかりません。

 

ただ、私はこう思っています。

「自分の人生の目的はなにか」の答えは、自分で見つけるべきだ、と。

 

人生の目的が必要な理由、

それは、目的がないと、ただ生きるだけになってしまうからです。

 

それは、ゴールのないマラソンと同じ。

どこに向かって走っていいかわからないまま、走り続けていかなければなりません。

人は、目的や目標があるからがんばれるのです。

 

もし、学校にテストがなかったら、勉強をがんばれるか。

あるいは、入学試験がなかったら、勉強をがんばれるか。

きっと、そういうがんばれる人は少ないでしょう。

テストでいい点を取るとか、入試で合格するという目的があるから、人はがんばることができるのだと思います。

 

野球をするにしても、サッカーをするにしても、勝利するという目的があるからがんばれる人は多いのだと思います。

 

人生もそれと同じなのです。

 

ちなみに、稲盛和夫さんの「生き方」という本に、人生の目的についてこう書いてあります。

それは心を高めること、魂を磨くことにある

 

人生の目的は、心を高めたり、魂を磨くことだ、というのはあまりにも高尚すぎるかもしれませんね。

 

でも、私はそれに影響を受けて、自分の人生の目的を

いい人になること

と定めました。

 

それ以来、自分の行動の基準が以前と変わりました。

 

たとえば、

「それはいい人がやること?」

と自分に問うことが多くなりました。

 

そして「いい人になる」ために、いろいろ努力するようになりました。

 

人に気を使ったり、思いやりを持つように気をつけたり、

「今の態度は冷たかったな」と反省したり、

そんな毎日です。

 

まあ、それでも全然いい人になれてないんですけどね。

 

ともかくも、「いい人になる」という目的を定めたおかげで、私の人生にはりあいができてきました。

 

人生の目的、それはとてもシンプルなものでいいと思います。

楽しく過ごしたい、とか

お金をためたい、などなど。

 

ただ、それが、あるとないとでは生きることへの姿勢がかなり変わるはずです。

 

まだ、人生の目的がない人は、一刻も早くつくってみましょう。

きっと人生にメリハリができるはずです。